1.セルバチコとは?
セルバチコとは、イタリア料理に多く使われる野菜です。見た目がルッコラと似ていることからルッコラの一種に間違われることがありますが、植物学的には別なものとされています。見た目は、ギザギザとした葉で切り込みがはっきりしているのが特徴です。サラダとしてお皿に乗せた際にも際立つので、しっかりと目立つでしょう。ルッコラよりも強い味わいが特徴で、ゴマのような辛味と独特な苦味を持ち合わせています。味がしっかりしていることから、味そのままを生かすサラダなどの料理やピザやトマトソースパスタに合う野菜です。しかし、葉を加熱しすぎてしまうと色が変化したり、独特の辛味がなくなってしまうので調理方法には注意が必要です。食べる直前に和える程度で炒めると料理の熱で丁度よく味が馴染むでしょう。セルバチコに含まれる栄養は、ビタミンCやビタミンEのほかカリウム、カルシウム、鉄など豊富に含まれています。
2.セルバチコのパスタ
トマトソースと強い香りのセルバチコの相性が合い、人気のパスタソースです。初めにトマト缶1缶をボウルに出し、ホールトマトを食べやすい大きさに潰します。たまねぎ1/2個をみじん切りにして、ニンニク1かけの芯を取り除き包丁で潰します。フライパンにオリーブオイル大さじ2、ローリエ1枚、ニンニクを入れ焦がさないように弱火で火にかけ香りを出します。ニンニクの香りが立ってきたら、玉ねぎを加え弱火で炒めます。たまねぎの色が変わってきたら、火を止めて潰したホールトマトを加え中火にし、乾燥オレガノを少々加えます。フライパンの中が煮立ってから、15分弱火で煮込みましょう。トマトが柔らかくなるので、フライパンの中でトマトを再度潰し、塩1/2を加えてトマトソースの完成です。パスタが茹で終わったあと、フライパンにパスタを加え、最後にざく切りにしたセルバチコを一緒に炒めて完成です。セルバチコを加える際は炒めすぎると、色が変化してしまうので軽く和える程度にしましょう。