ローマ代表の野菜!プンタレッラを使ったレシピ

1. プンタレッラとは?

イタリア料理で使われることが多いプンタレッラは、ローマの代表的な冬野菜です。イタリア野菜で有名なチコリーと同じ品種で「アスパラガスチコリー」と呼ばれています。プンタレッラの特徴は、独特な苦味とシャキシャキとした食感があり、茎部分はアクが強いということです。生で食べることが多いですが、茎部分も水で下処理することで、アク抜き後に茎まで全て食べることができます。原産国のローマでは、プンタレッラを細かく刻み生でサラダやバーニャカウダーなどの食べ方が定番です。ほかにもパスタの具材に入れるなどさまざまな料理に合う野菜なので多くのレシピがあります。プンタレッラは栄養も豊富で、特に食物繊維とビタミンC、βカロテンが豊富に含まれています。抗酸化作用の効果がある、ビタミンCやβカロテンを食べることで身体の細胞の酸化を防いでくれる効果が期待できます。

2. プンタレッラの鶏肉炒め

プンタレッラの特徴を生かして、トマトと鶏肉を一緒に炒めることで食べやすい一品です。まず鶏モモ肉200gを一口サイズに切り、フライパンにオリーブオイルと炒めます。塩はせずに胡椒だけを加えます。ここで塩を加えてしまうと、鶏肉が硬くなってしまうので、最後に塩で味付けをしていきます。そして、プンタレッラ100gを食べやすい大きさに切り、鶏肉に火が通ったらプンタレッラもフライパンに加え炒めます。プンタレッラの茎はそぎ切りにすることで全て食べることができます。プンタレッラに火が通ったら、トマト1個を食べやすい大きさに切り、フライパンへ入れます。ここで塩を加え、味つけをしていきましょう。炒め続けるとトマトが崩れ出すので、ワイン50ccを加え煮立たせます。全体が馴染んできたら、最後にオリーブオイル20ccをひとかけして完成です。プンタレッラの独特の苦味とトマト甘さの相性が抜群なので、トマトは完熟しているものがおすすめです。