野菜は国によって様々です。日本のスーパーマーケットではあまり見かけることはないかもしれませんが、ロッサビアンコやマイクロトマトはそのかわいらしい見た目から人気のある野菜です。
かわいい見た目のロッサビアンコ
ロッサビアンコはイタリア原産の野菜です。「ロッサ」はイタリア語で「赤」、「ビアンコ」は「白」という意味です。名前の通り、普通のナスに比べて色が薄くて白っぽく、卵のような形をしていることから、かわいらしいと人気の野菜です。クリーミーな味わいとねっとりした食感で、見た目とともに味もおいしく頂けます。ポリフェノールの一種であるナスニンや、アントシアニンなどの栄養素が含まれており、これらの栄養素はコレステロール値を下げる働きがあります。しかし、ロッサビアンコは93%が水分で出来ているため、栄養価は低いと言っていいでしょう。ロッサビアンコを厚めの輪切りにし、チーズをのせてフライパンで炊くのは定番の食べ方です。グラタンにしたり、グリルで焼いたロッサビアンコをサラダにしてもおいしく食べることができます。クリーミーな味わいなので、そのままステーキにして素材の味を楽しむ方法や、素揚げして食べてもいいでしょう。
わずか1センチ以下!マイクロトマト
マイクロトマトは南アメリカ原産の野菜です。その名の通り、非常に小さいトマトです。1センチ未満のトマトを指します。赤や黄の色が料理を彩ります。ヨーロッパでは、18世紀頃まで観賞用とされていました。小さいのにかかわらず、味はしっかりしているため食べても楽しむことができます。実自体には、普通のトマトよりも栄養価が高く、美白効果や不妊症予防、喘息症状の緩和、胃もたれ・胸やけ・食欲不振の改善などがあります。しかし、値段は普通のトマトに比べると非常に高いです。栄養を取ることを目的に食べるというのは健康志向の人には向いているかもしれませんが、料理の飾りとして使うのが一般的です。料理に使用するならば、加熱せずにサラダや前菜、冷たい麺料理にトッピングするのがおすすめです。