世界のカラフルな野菜

世界には変わった形をした野菜があります。日本ではあまり知られていませんが、グラスジェムコーンやアーティチョークは、テレビなどで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

世界一美しい!グラスジェムコーン

グラスジェムコーンはアメリカ原産の野菜です。宝石のようにきれいな見た目から、世界一美しいトウモロコシと言われています。粒の一つ一つが異なる色でカラフルな見た目ですが、味は普通のトウモロコシとあまり変化はないようです。それは遺伝子組み換えによる品種改良ではなく、自然な品種改良によって生まれたものだからといわれています。しかし、グラスジェムコーンに品種改良されたトウモロコシ自体がスイートコーンのように甘いものではないので、味の評判はあまり良くありません。ゆでると固くなってしまうことも評判の悪さの一つです。食べる方法としては、ポップコーンなどに加工すると良さそうです。ただ、加工した場合元のカラフルさは残らないので、見た目を楽しむための野菜となっています。

地中海地方原産のアーティチョーク

アーティチョークは地中海地方が原産の野菜です。つぼみのような形をしており、つぼみの部分が食べれるようになっていますが、その範囲は狭いです。味はほんのり甘く、おいしい野菜で知られています。アーティチョークには普段とることが難しいビタミンB12が含まれています。この栄養素には血液を作る働きがあります。また、マグネシウムも豊富に含まれています。ポリフェノールが多く含まれていることから、肝機能の改善やコレステロール値を抑え、血液をきれいにする効果があります。インドやベトナムではアーティチョークの葉を乾燥させ、お茶にすることで二日酔い予防としても使用されています。揚げ物や炒め物、オイル漬けなど様々な調理方法で食べることができます。また、生で食べることもできるのでサラダにしてもおいしいです。すりつぶしてソースに加えたり、ピザの上にのせたり、煮物にするなど多様にアレンジできるのも人気の理由となっています。