ニジマスはこんな魚です
ますにはたくさんの魚種が分類されますが、その中でも日本国内でよく知られている魚種と言えば、ニジマスではないでしょうか。ニジマスはもともと日本古来種ではなく、メキシコからアメリカ、アラスカなどに生息していた魚です。日本へ輸入されたのは明治時代に入ってからで、芦ノ湖へ放流されました。その後、日本全国に生息するようになったという歴史があります。
ニジマスは、もともと食用として輸入された魚種です。現在でも食用として重宝されていて、渓流釣りをする人の多くはニジマスを狙っているのではないでしょうか。
ニジマスは養殖も盛んです
ニジマスは、水温が比較的低めの場所を好みます。そのため、高地や渓流、水温が低い湖などで多く見かけることができます。河川で暮らす淡水魚で、流れが速い所よりも緩めの場所を好む傾向にあるため、釣りをするならゆったりとした流れの河川が狙い目です。
皆様の食卓に並ぶニジマスは、養殖したものが一般的です。ニジマスは養殖の際にも人工的に強い流れを作り出す必要がなく、養殖しやすい魚種でもあります。また、美味なので食用としてもニーズが高く、養殖魚としても人気があります。
ニジマスの養殖においては、品種改良によって体長が3倍になる3倍体などもあります。また、もともとは白身の魚ですが、アスタキサンチンを多く含むエビなどをエサとして与えると、サケのようなオレンジ色の身を作ることも可能です。このように、現在でも各地でさまざまなニジマスの品種改良や研究が行われています。
癖がなく、お刺身も美味です
養殖が多いニジマスは、年間を通して食すことができます。自然な環境で育った魚でも、旬は春から秋と長いのが特徴です。癖がない味でアッサリしているため、調理方法は多種多様です。新鮮なモノなら、お刺身として頂いても美味しいですし、野菜やバターと合わせてホイル焼きにしたり、塩を振って塩焼きにするのもおすすめです。フライパンでムニエルにしても、美味しくいただけます。油で揚げても、アッサリしているので、しつこくなりすぎません。