サクラマスの特徴
高級魚と言われているサクラマスは他のマス類と比べて漁獲量が少ないこともあり、高級料亭などで出されることが多いですが、高級魚と言われるだけあって味は絶品と言われています。とても貴重な魚なので北海道の河川ではサクラマスの漁をしてはいけない決まりになっています。それほど大切にされているサクラマスは決められた範囲内で水揚げされます。
サクラマスが北海道で水揚げされる時期は3月の下旬から5月の中旬と言われています。普段は川では禁漁のルールがある中で、3月から5月まで海では水揚げをしても良いことになっています。ただ獲っても良い量が決められているので、北海道の漁師は地元の漁協職員とうまく連携しながら水揚げをします。
サクラマスの生態
サクラマスは秋から冬にかけて川で孵化します。その後、春になるとエサを求めて海に旅立ちます。海は川以上にエサが豊富ですが敵も多いです。そのような過酷な環境で生き残った個体だけが川に帰ってきます。遡上するのが3月から4月で、産卵期は9月から10月の初秋のシーズンで、川で身を潜めて産卵します。大きく成長したサクラマスが産卵のために川で身をひそめるのも大変ですが、海だけでなく川でも様々な敵から身を守りながら子孫を残すという思いで産卵します。
美味しい食べ方
サクラマスを美味しく食べる方法はいくつかありますが、他のマス類と比べても味わい深い特徴があるので刺身にして食べるととても美味しいです。サクラマス特有の適度に脂が含まれているところが美味しく食べるポイントです。刺身以外でおすすめなのがマリネです。作り方はとても簡単で、寄生虫対策として冷凍処理をしたのちにニンニクやオリーブ油、塩コショウなどで味付けをします。他のマスや鮭などと同様に塩焼きにしてもシンプルですがとても美味しく食べることができます。
まとめ
このようにサクラマスはマス類の中では高級魚に分類されて、特徴や生態も注目すべき点がたくさんあります。サクラマスの理解度を深めることができると、食すときに今まで以上に美味しく食べることができる魅力的な魚です。
