世界の野菜の生産量は?1位はトマト!

1.世界で人気の野菜「トマト」生産国について

世界で一番の生産量を誇る野菜は「トマト」です。トマトは世界に1万種類以上も存在しており、日本で品種登録されているのは240種類ほどあります。トマトは生のまま食べるほかにも料理に入れたり、ジュースやソースとしてさまざまな形に変化して消費されている野菜です。トマトは南米アンデス高原に自生していたナス科の植物で、アンデスに住む原住民が栽培していました。その後、アメリカ大陸へヨーロッパ人が移り品種改良され世界に広がりました。トマトを作るためには、水はけの良い土や日照量が大量であること、昼夜の温度の寒暖差があるなど多くの条件が必要であるため、原産国であるアンデス高原も乾燥は少なくトマトの生産に適した気候の場所です。2012年のデータを見ると、世界の生産量はおよそ1万6千トンになり、中でも生産量が多いのが5000万トンの中国、1700万トンのインド、1300万トンのアメリカの順です。

2. 世界のトマトの品種

トマトの品種は、赤系とピンク系に分けられ世界で主流のトマトは赤色のトマトです。これらのトマトは主に加熱調理に使用されており、リコピンが多く含まれ皮が硬く、酸味が強めなのが特徴です。また国によってトマトの好みが違い、イタリアのトマトは甘みと酸味のバランスが良いコクのある味が特徴です。イタリアでは、トマトは料理に欠かせないといわれるほど人気な野菜です。アメリカでは、ほとんどソースやケチャップなどに使用されており、調味料として人気になっています。生で食べる場合は、スライスしてハンバーガーやサラダなどに使用しています。トマトは甘みも酸味も強いのが特徴で濃厚な味わいが好まれます。そして日本で食べられているトマトは、ピンク系のトマトが多く甘さが強いのが特徴です。皮が薄いので、加熱するより生で食べるほうがおすすめです。さらにトマトの大きさで見ると、大玉、中玉のミディ、小玉のミニの3種類に分類されています。