まるでジャムやチョコレート?甘くて食べやすい野菜

日本人にはなじみのない野菜が、世界にはたくさんあります。甘くてデザートにぴったりの野菜も存在しています。ルバーブやブラックサポテはその一つで、非常に珍しく日本では手に入りにくい食材ですが、ぜひ食べてみてほしいおすすめの野菜です。

ジャムにすると美味しいルバーブ

ルバーブはシベリア地方が原産の野菜です。フキのような見た目をしており、赤や緑のグラデ―ジョンを持つ色をしています。独特の香りと酸味のある味を持つ野菜です。タデ科の植物で、大きな葉がまるでフキのようですが、葉は毒を持っているので食用にせず、軸の部分のみを食べます。高血圧や心筋梗塞、脳梗塞などを予防する効果があります。ルバーブは加熱すると柔らかくとろとろに溶けてしまうので、料理するには向いていません。一般的にはジャムにして食べられています。砂糖と一緒に煮込んでパイやタルトなどお菓子に使われることが多いです。生で食べることもできるので、生のままサラダにして食べられます。サラダにするなら、しっかりと皮をむいてアクを抜いてから食べましょう。葉の部分には毒が含まれているので絶対に食べないよう注意してください。

まるでチョコレート?ブラックサポテ

ブラックサポテはメキシコなど中央アメリカ地域原産の野菜です。見た目は緑色の柿のようですが、中の実は黒くチョコレートのように黒い見た目と甘い味をしています。その見た目と味から「チョコレートプリンフルーツ」とも言われています。実際にチョコレートプリンを食べているような味ですが、非常に脂肪分が低く、ビタミンCが豊富に含まれた食べ物です。そのまま食べてももちろんおいしいのですが、レモンジュースやヨーグルトなどに加えてさわやかな味にしたり、小さく切った実をパッションフルーツに挟んで食べてもおいしく食べることができます。原産地であるメキシコでは、オレンジジュースやブランデーと混ぜてつぶし、クリームを添えたり、ワインやシナモン、砂糖などをかけて食べられています。