ジャガイモを使ったスペイン料理

南米で主に主食となっていたジャガイモは、16世紀に南米からスペインに持ち込まれ、ヨーロッパに広まっていきました。スペインにはジャガイモを用いた料理がたくさんあります。

スペイン伝統料理のトルティージャ

トルティージャはスペインの伝統的な料理です。日本ではスペイン風オムレツともいわれています。オムレツの中にジャガイモが入ったもので、ジャガイモと玉ねぎを素揚げしたあと、油をきり卵と一緒に焼いた料理です。スペインの家庭料理ですが、スーパーで買うこともできますし、レストランでも食べることができます。パンの上に具材をのせ、串刺しにしたものであるピンチョスの上にものせたりします。

おつまみに最適なパタタスアリオリ

パタタスアリオリはジャガイモのガーリックマヨネーズ和えのことです。パタタスとはスペイン語でジャガイモ、アリオリとはアリオリソースと言われるニンニクとマヨネーズ、を混ぜたソースのことです。ゆでたジャガイモにアリオリソースをまぜてコショウを振りかけて完成というとてもシンプルな料理です。スペインではバルと言われる飲み屋のようなところではおつまみとしてもパタタスアリオリが出されています。

ピリ辛がくせになるパタタスブラバス

パタタスブラバスはジャガイモをピリ辛のソースであえた料理です。一口サイズに切ったジャガイモをゆで、素揚げしたものに、トマトやパプリカなどの赤い野菜からで作ったブラバスソースを加えます。ソースには、タバスコが入っていて少し辛めです。簡単なおつまみとして家庭でも作ることができますし、スペインでは、バルと言われる居酒屋にいっても食べることができます。

マルミタコの作り方

スペインのバスク州の伝統的な料理です。マルミタとはバスク語のマルミ―タ(両手で持つ鍋)の言葉から来ています。海に近いバスク地方では魚が良く獲れるので、魚を使った料理が多いです。マルミタコはマグロをジャガイモや玉ねぎ、パプリカなどを一緒に煮込んだ料理です。トマトの水煮やパプリカパウダーを加えているので見た目が赤いスープになっています。