世界の珍しい野菜

アフリカ原産のキワーノ

キワーノは日本語で「ツノニガウリ」と言います。名前通りウリに角が生えたような見た目です。アフリカが原産の野菜で、夏の終わりごろに収穫されます。「悪魔の実」と言われ、見た目はとげとげした大きな角のようなものが表面にいくつもあります。その毒々しい見た目と違い、味はたんぱくです。甘みはほどんどなく、少し酸味のある果物のような味わいなので野菜というよりは果物として認識されています。表面とは対照的に中身はプルプルとしています。はちみつをかけてスプーンですくって食べてもいいですし、ドレッシングに加えてサラダにトッピングしてもおいしく頂けます。キワーノは便秘の解消や糖尿病の予防に効果的です。

まるで水滴がついている?アイスプラント

アイスプラントは南アフリカ原産の野菜です。葉の表面に水滴のようなものがついており、それが凍っているように見えるのでアイスプラントという名前がつきました。表面が水滴のようになっているのは、土壌から吸い上げたミネラルや塩分がそこに詰まっているからです。そのプチプチに塩分が含まれているのでアイスプラント自体はうっすら塩味がします。そのため生で食べてもサラダにしても味がついているのですぐに食べることができます。この野菜は加熱するととろみが出てくるので、お味噌汁などのスープにしてもとろとろとしておいしくなります。アイスプラントには老化防止や糖尿病予防、メタボ予防などの効果があります。

ビタミンCは豊富なロマネスコ

ブロッコリーに似ているとよく言われますが、形としてはカリフラワーの方が似ています。日本では全くなじみのない野菜ですが、その理由の一つとして起源がヨーロッパであることが挙げられます。しかし調理法は日本で基本的に行われる茹でる、炒める、煮込むなど、基本的な調理法で調理されます。食感としてはコリコリとした歯ごたえがあり、甘さが感じられます。栄養価としてはビタミンCが豊富なため肌の調子を整える効果があり、食物繊維や鉄分も含んでいるため貧血や便秘などにも効果があります。