日本が輸入している世界の野菜量ランキング

日本では古くから農業が盛んな国です。特に主食である米に関しては、国内で生産し、国内で消費しているものがほとんどです。しかしながら、野菜に関しては輸入しているものが多く消費されています。毎日の食卓に並ぶ料理に使われている野菜も、輸入されたものが意外と多く含まれていることでしょう。

野菜の輸入量トップは玉ねぎ

財務省の貿易統計によると、2018年に日本が輸入した世界の野菜ランキングで第1位になったのは玉ねぎで、その量は29万4,256トンです。玉ねぎは、いろいろな料理で使われるオールマイティな世界の野菜です。基本的に玉ねぎがメイン料理となることは少なく、他の野菜や肉や魚などと一緒に、和・洋・中あらゆる料理で使われます。日本は世界の10ヵ国から玉ねぎを輸入していて、その第1位は中国です。輸入玉ねぎの90%以上は中国からで、輸入量は27万1,943トンです。続いて、アメリカから8,792トン、ニュージーランドから7,964トンとなります。

野菜の輸入量2位はニンジン

2018年に日本が輸入した野菜量で2番目に多いのがニンジンです。煮物やカレー、サラダ、肉料理の添え物など、ほぼ毎日にように何らかの形で食卓に登場する野菜です。ニンジンはもともと中央アジアのアフガニスタンで栽培されていた野菜とされています。その後、時代を経て中国から日本に伝わりました。日本は世界の8ヵ国からニンジンを輸入しています。輸入先第1位は中国の9万5,976トン、続いて台湾の4,318トン、3位はベトナムで4,024トンです。ニンジンに関しては近隣アジア諸国から輸入しており、全体の80%以上は中国です。

日本が輸入している世界の野菜量3位はかぼちゃ

お料理だけでなく、お菓子にも使われる甘くておいしいカボチャは、栄養価が高く、長期保存ができるので、万能な野菜です。カボチャは8か国から輸入していて、第1位はニュージーランドの5万4,081トンです。2位はメキシコの4万3,363トン、続いて韓国の2,472トンです。カボチャに関しては、比較的遠く離れた国から輸入しているという結果になりました。