海に囲まれている島国という環境の日本人にとって、身近なレジャーに釣りがあります。全国各地に釣り道具屋さんがあり、海へのアクセスが良い地域では大型店舗も珍しくありません。そして、休日ともなれば駐車場にはたくさんの車が並び、賑わっている光景を目にすることがあるでしょう。大きめのフィッシングショップの中に入ると、ターゲットにする魚や釣りをする場所に合わせた道具がコーナー別に分かれています。その中には、海釣り道具コーナーに加えて、渓流釣りコーナーもあります。釣り人の中にはこの渓流釣りを楽しむ人も多く存在していて、中でも多くの人がターゲットにする魚がニジマスです。
ニジマスは釣って良し、食べて良しで人気の魚
ニジマスは淡水魚の中では大きく成長する魚で、引きが強いので、釣りを楽しむにはピッタリの魚です。そして、他の淡水魚と比較すると大型になるものの、食べて美味しいという特徴があります。一年を通して食べられる魚で、クセのない味です。特に美味しい旬の時期は、春から秋ごろと言われています。釣りを楽しむにも良い季節であるというのも人気の理由のひとつでしょう。メジャーな調理方法は、塩焼きやホイル焼きです。寄生虫対策や管理をしっかりと行っている養鱒場では、刺身で食べることもできます。天然のニジマスを生のまま食べることは避けましょう。
ニジマスの釣り方はいろいろ
ニジマスが釣れるスポットの多くは、管理釣り場や漁協組合が管理している河川であることが多いでしょう。そのため、ニジマス釣りをするときは、あらかじめ遊漁券を購入する必要があるかどうかを確認しましょう。釣り方は何通りかあり、初心者でも楽しみやすいのが、餌釣りです。これは延べ竿に小さなオモリとマス用の針をつけた、シンプルな仕掛けです。エサはミミズやブドウ虫がよく使われます。虫を触ることに抵抗がある場合は、イクラでもよく釣れるのでこちらがおすすめでしょう。