日本の食卓に並ぶ家庭料理のひとつに、魚は外せないでしょう。魚料理と一言で言っても、その素材から調理方法まで数えきれません。定番の調理方法もあれば、独創的な創作料理で使われる魚もあります。そして、旬の季節だからこそ美味しく頂ける魚料理もあります。魚料理というと、多くの人は海の魚を素材とした料理を思い浮かべるでしょう。しかし、海の魚だけでなく、川に生息する淡水魚のなかにも美味な魚は多くあります。その中でも、多くの人にとってなじみのある魚と言えばマスでしょう。マス類は、サケ科に属する魚で種類も豊富です。スーパーマーケットの鮮魚コーナーに並ぶこともあるニジマスは、定番の川魚です。天然のものから養殖のものまで、一年を通して食べることができます。最も美味しく食べられる旬の季節は春から秋頃です。
ニジマスは塩焼きが美味い
ニジマスの調理方法で、最もポピュラーなのは塩焼きでしょう。そして、この塩焼きこそがニジマスの美味しさを存分に楽しめる食べ方です。釣り堀等でも、釣ったニジマスをその場で塩焼きにして食べられるところも多いです。自宅で調理する場合は、まず包丁を使ってヌメリをこそぎ落として、軽く水洗いをします。それから、お皿に盛りつける時に下側になるお腹の部分に切り込みを入れて、ワタを取り除きます。キッチンペーパー等でよく水分をふき取って、両面に塩を振りかけましょう。すぐに焼くのではなく、15分ほど置いておきます。その間にオーブンを220度で予熱しておくとよいでしょう。焼く時は、皮がくっついて剥がれてしまわないように、網にサラダ油を薄く塗ります。予め温めておいた220度のオーブンで12~15分焼き上げれば完成です。
手軽にできるニジマスのホイル焼き
塩焼きと並んで定番のニジマス料理に、ホイル焼きがあります。ヌメリとワタを取り除いたニジマスを舟形にしたアルミホイルに乗せます。そこに、酒を大さじ1ほど振りかけ、続いて粗塩か岩塩を多めに振りかけます。それから、予熱なしで200度のオーブンで15分ほど焼けば出来上がりです。お好みでレモンを絞ると、さらにおいしく食べられます。