食用で人気の白身魚
マス類は、食用を目的として海外から持ち込まれた魚種がたくさんいます。穏やかな川の流れを好むため、養殖しやすい魚としても人気があります。人工的に水流を起こす必要がないため、一般家庭でもマス類を飼う人が増えています。観賞用や食用など、目的は様々ですが、一般家庭でマス類を養殖することは可能なのでしょうか?
ニジマスには種類があります
ニジマスと言っても、たくさんの種類があります。その中には、淡水で生まれた後に海へ行き、成長してから産卵のために川へ戻ってくる降海型のものと、生まれてからずっと淡水で暮らす陸封型の種類があります。このうち、降海型のマス類は、成長に合わせて生育場所を変えますし、体長はサケと変わらない100cm以上になるものもいるため、一般家庭での養殖は難しいでしょう。しかし淡水型のもので魚種を選べば、水槽の中で飼うことも可能です。
ニジマスの入手方法ですが、ペットショップで購入しても良いですし、釣り堀などで自分で釣るという方法でもOKです。
水温の温度管理が大変
ニジマスを家庭で養殖する際には、水槽の大きさはできるだけ大きめを選びたいものです。目安としては、1匹飼うなら水槽の長さは最低でも1m程度以上、2匹なら1.5m以上のものを使ってください。
ニジマスを始め、マス類は全般的に冷たい水を好みます。そのため、水温管理には注意しましょう。水温は常に10度~15度ぐらいを維持することが必要なので、水槽にはクーラーを設置して、水温が高くなりすぎないように気を付けてください。水槽クーラーには様々なタイプがありますが、使いやすいタイプを選びましょう。
その他にも、ニジマスを家庭で養殖する際には、バクテリアが増え過ぎないように水質管理にも気を遣う必要があります。魚の飼育に慣れている人なら、ニジマスをはじめとするマス類の養殖は可能です。しかし初めての人にとっては、少しハードルが難しい魚かもしれません。